まさかのチャンピオンズリーグ2017決勝観戦記(その2・観戦前編)
私の出国から会場に到着するまで、を記録します。
【マドリード到着〜ヒースロ空港までは順調】
羽田〜北京(乗り継ぎ)〜マドリードは、概ね順調。
北京発が1h30遅れたため、マドリード到着も遅れましたが
そこは想定&許容範囲内。
むしろこの程度の遅れで助かった!
マドリード・バラハス空港(Terminal1)に着くやいなや
ヒースロー便が出るTerminal4へと移動しました。
そこで難なく息子と合流。
「母ちゃん、スーツケースも洋服もオレンジだからすぐわかったわ」
^^;
ヒースロー行きの便に乗り込む際
荷物の重量オーバーで、詰め替えは発生したものの
予定通りの飛行機に乗れ、離着陸も順調。
ヒースロー空港にも定刻通りに到着しました。
一番懸念していた飛行機の遅れ、が回避できたので
まさか?!本当に?キックオフに間に合って観戦できちゃう?
と興奮が高まります。
この時、私の頭の中は、なんといってFBでご報告申し上げようか
出て来る言葉たちでい〜っぱい!←おめでたい
でも、そうは問屋が卸さなかったのです。
【英国入国からパディントン駅を出るまで】
まず、入国審査の行列がすごい!
EU市民とそれ以外に分けられるのですが
どちらもすごい行列。
考えてみれば土曜日。
そしてレアル・マドリードのユニフォームを着た人々も!
そりゃ、混むわなぁ、と納得しつつも
思いがけず入国に時間を取られました。
入国審査は、珍しく二人同時で。
英国での宿を決めないまま入国カードを差し出すと
「二人の関係は?」に始まり
「どこに泊まるんだ?なぜ決まってない?」
と怖い顔。
ひょえ〜!と思いながらも
「チャンピオンズリーグ見に行くんです。
どこに泊まれるかわからないから、決めてない」
と答えたら
「ん?チケット持ってるの?」
「もちろん、持ってますっ!(ドヤ顔)」
「見せて」
再びドヤ顔の私たち(笑)
実はこの後も、「チケットを持っている」という事実に
すごく助けられることになります。
「フットボール、好きなのか」
(入国審査時最大の笑みで)「だいっすきです!」
「Enjoy the Game!」
とニッコニコで入国させてくれました。
あ〜楽しい♪
な〜んて言ってる間にも時間は刻々と過ぎ
予約していたFirst Great Westernの列車の時刻が迫ります。
ヒースロー空港→パディントン駅までは最速の
ヒースローエクスプレスに乗ったものの
パディントン駅到着はギリギリ。
パディントン駅で迷ったら、乗り遅れる。
気持ちは焦るけど、どうにもならず。
時間に余裕を持って予約したはずなのに、という思いと、
初めての土地でのハプニングだから仕方ないじゃん、という思いと、
ここまで来て、まさかの観戦できないパターン?という邪念とが入り混じり
落ち着きませんでした。
【結局、列車に乗り遅れる】
パディントン発カーディフ行きの列車には、乗り遅れました。
事前にあれほど念入りに、発券の手順を確認していたのに。
発券機がどれかわからない。
人に聞いたらチケットオフィスで買えと言われる。
チケットオフィスは、ここもまた長蛇の列。
「私のチケット16:45発なんです。順番を譲ってもらえませんか?」
と行列に並ぶ人たちにアピールし、譲ってもらう。
この時、すでに16:43。
順番を譲ってもらってたどり着いた窓口では、
控えていた予約番号が「これじゃない」とはねつけられる。
絶対に発券で手間取らないようにと
メールから予約番号(らしきもの)を控えて行ったのに・・・
数字の羅列ではなく
こんなアルファベットの羅列が正解。
予約番号確認のためメールを見たいのに、Wi-fiが繋がらない。
スペインで買ったSIMカードをイギリスで利用するには
何か設定変更がいるのかしら?ってところから始まって
焦る、焦る、焦る!
一度行列を離れてWi-fi求めてマクドナルドへ行き
メールを確認できたのは17:00のこと。
なんか、脱力。どうなるんだろ?これから?
ここまで来てやっぱり観戦できないのかな?
という思いが、巡る。
けど、可愛さのあまりこんな写真を撮ってたり(笑)
気を取り直してもう一度行列に並び
予約していた列車の時間変更をしてもらう。
これはすんなりOKだったけど、次の列車は1時間後。
もともとキックオフ1時間前に到着する予定だったから
列車が1時間遅れでも、キックオフと同時ぐらいに
スタジアムへ入れるかもね、と希望を捨てず。
車窓から眺めた景色は、
昔、神戸〜岡山を普通列車で旅した時のそれに似ていて
どことなく郷愁をそそる感じ。
一瞬、自分が今どこにいるのかわからなくなる。
時折、駅に停車すると「あ、ここはイギリスなんだ」と思い出す。
【カーディフ到着、スタジアムへ】
カーディフ・セントラル駅到着が19:55。
重すぎる荷物を運びながら、スタジアムへ。
もう、誰も歩いてない!
そりゃそうだよね、とっくにキックオフしてますから。
駅で警備をしていたポリスが親切に道を教えてくれます。
イギリスってサッカー好きには優しい国(笑)
駅前は閑散としていたけど、スタジアムへ近づくにつれ
パブに人があふれて盛り上がってる!
うわ〜!とうとう来た!!
と、街の盛り上がる雰囲気で私たちもエキサイトし始めます。
ふたり分合わせたら合計50kgはある荷物を
押し、引き、しながらようやくゲートが見えて来たところ・・・
「あ、荷物は持ち込めないよ。
駅の反対側(!)に荷物預ける場所があるから
預けてからもう一度おいで」
とあっさりはねつけられます。
え〜!こんなに荷物あるんだよ?
もう試合始まってるんだよ?
いいじゃ〜〜〜ん!見逃して!!と言いたくなるも
そういうわけにもいかず、渋々引き返します。
繰り返しますが、荷物重いんです。
ふたり分合わせて50kgとかあるんです。
荷物預かりの場所へ行くと
私たちの荷物の多さに係の方もびっくり。
とにかく荷物という荷物、全部開けてチェックされます。
荷物が多いから時間もかかる。
イギリス、テロがあったばかりだから念入りです。
試合が始まっていて他の人がいない分、
丁寧(?!)に荷物を調べられる。
余計に時間がかかる。
会場にはリュックさえも持ち込めず、
チケット・携帯・お財布を裸で携え
「Enjoy the Game!」と送り出してもらった時には
後半戦が始まってました・・・。
そこから自分たちの入場ゲートを探し
再びボディ・チェックを受けて座席を探し
フィールドが目の前に広がったのは
後半戦残り20分だった、というわけです。
(続く)