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人生の落としもの

こんにちは!
40代からの女性の生き方研究家
やまがたのりこです。

このところ、「人生の落としもの」という言葉に
共感していただけることが多くあります。
特に同世代(40代〜50代)の女性たち。

その時、その時、限られた時間にやるべきことをこなし
一生懸命生きてきたからこその「落としもの」だったんだろうなぁ
と自分と重ねて思います。

落としものの気づき方

私自身が初めて「落としもの」という言葉に気づいたのは2021年9月のこと。
自宅を引っ越したら家の近くに音楽教室があってピアノを習い始めました。

ピアノを習い始めると、子どもの頃習っていた記憶が次から次へとよみがえります。

そうです。人は環境が変わると落としものに気づくことがあるのです。
環境が変わるとは・・・
私のように「引越し」はもちろん、転職、新たに出会ったお友達、
新しい学びや講座、SNSで見かける広告などがあります。

落としものを探す、というよりは出会いによって落としものに気づく
というのがピッタリくるかと思います。

私が引っ越してきて、知り合ったあるお友達の
人生の落としものは「英語」とのこと。
それならば、と、近所に住むEnglish Speakerの友人を招いて
定期的に英語お茶会をすることに決めたのです。

落としものに気づいている私との出会いで、新たに落としものに気づいた彼女。
こうして落としものを拾って歩き、人生の満足度を高めてくれる人が
増えてくれることこそが、私の喜びです。

今だからこそ違う見方ができる落としもの

私の母は自宅で塾を経営していたので
教室がある日は練習できなかったんです。
思い切り弾きたいなぁ。
ずっと弾いていたいなぁ。
と思っていたことを思い出します。
(思い出を美化しているかも?笑)


他にも、ピアノの音色が好きで、レコードをよく聴いていたこと。
父がよく作曲家の名前と曲名を教えてくれたこと。
高校受験を機に、ピアノをやめていく友達が多い中で高校卒業まで続けられたこと。
先生のお顔やお声・・・などなど、思い出し始めたら出てくる出てくる!

当時はユーミンが大好きで
大好きなユーミンの曲を弾き語りできたら
どんなにかっこいいだろう💕
と思っていたし、今回35年ぶりにピアノを再開した時も
弾き語りができれば、と思っていたのですが・・・

実際にはクラシックピアノにハマっています。
モーツァルト、ショパン、ベートーベン

もちろん、子ども時代に弾いていたのが
クラシックピアノだったので慣れもありますが
クラシックピアノの
時代を越えて私に届いてくれる重みのようなものが
なんとも言えないノスタルジーを感じさせてくれるのです。

もし私が今、弾き語りばかりをやっていたら
この落としもの感はなかったのではないかと思います。