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岡江久美子さんの訃報に思う

投資未経験者・投資初心者専門/投資マインドコーチ やまがたのりこです。

 

 

岡江久美子さんが新型コロナウィルス肺炎で亡くなりました。

なんと、63歳という若さ!

大変残念です。

岡江久美子さんは、乳がんの治療もされていたとの報道がありましたね。

 

 

さて。
今後、岡江久美子さんには葬儀に始まり
亡くなられた後の様々な手続きが行われるわけですが

今日は岡江さんの例をお借りして

「相続」特に財産の相続について書いてみたいと思います。

 

 

岡江久美子さんはずっとお仕事されてきた
いわばキャリアウーマンなので、
ご自身の財産・資産も多く持たれていると想像します。

 

 

岡江久美子さんの場合、法定相続人は、
夫の大和田獏さんと、子の大和田美帆さんであり
岡江久美子さん自身の特別な遺志がない限り
財産はこのお二方が1/2ずつ分けることになります。

 

ここで少し、大和田獏さんの気持ちになってみてください。

 

テレビの世界で引っ張りだこだった妻の岡江久美子さん。
どれほどの収入があり、それをどこに置いているか?

 

 

インターネットバンキングやネット証券会社が流行り
メガバンクさえも通帳廃止でアプリやWebで管理するよう推奨している今
岡江さんの財産がどこにあるのか?

 

 

どうやって探せばいいと思いますか?





大和田獏さんと岡江久美子さんは、とても仲良しご夫妻だとの
評判なので、もしかしたら財産情報を共有していた「かも」しれません。

 

でも、何十年も夫婦をやっていれば
お互いの信頼があればこそ、相手に話していない財産・資産があっても
おかしくないですよね〜?

大和田獏さんが、相続手続きのために奔走している姿が目に浮かぶようです。
(ちなみに、相続開始(死亡)を知った日から10ヶ月以内に相続税の申告を済ませなければならない、という法律があります。納税するほど財産がない場合でも、です)

 

こんな時に、家族を助けるのがエンディング・ノート。
エンディング・ノートというと、高齢者が遺言代わりに書く、
「終活」のイメージ満載ですが
その中身は、実は今の私たちこそ書くべきものです。

 

財産はどこにあるのか
どう分けて欲しいのか

 

はもちろん、

 

自分の死を誰に知らせて欲しいか
大切な人に伝えたいメッセージ
どんな幸せな想いを持っている
時間があるなら、こんなことをしたかった

など、など。

 

 

もう一度、大和田獏さんに戻ってみてください。

 

 

悲しみの中、岡江久美子さんのエンディング・ノートが見つかったらどうでしょうか?
連絡して欲しい人に連絡がとれ、
生前の想いを知ることができ、
財産の一覧もあって、煩雑なはずの手続きも少しは軽減。

 

そして
大切な人の遺志を尊重してあげられた。

その想いは、遺族にとっても
せめてもの満足を与えると考えます。

 

また、法定相続人同士が不仲であったり
あなたが独身で法定相続人と疎遠だったり
離別した子がいたり

配偶者と同じお墓に入りたくない!?

という場合には尚更
あなたの「遺志」表示をしておくことは重要です。

 

ぜひ今、エンディング・ノートを書いてみてください。

 

書く過程で、あなたは人生を振り返ることができ

あなたはどんな人生を歩いてきたのか?
どんな人たちに囲まれ、
何に情熱を燃やしてきたのか。
どこにどんな資産を築いてきたのか。

 

このコロナ禍を生き抜いた暁には、
どう生きたいのか?
どう活きたいのか?
どうありたいのか?

などなど、気づきが多く見えてくることでしょう。

エンディング・ノートは「死を考えるからこそ、活きるを考えること」。
多く制約や自粛があり、時間を作りやすい今だからこそ、
取り組んで欲しいことのひとつです。

アフター・コロナのあなたの人生が
よりあなたを、キラキラと活かすものになりますように!